ホンダ・シャトルに静音加工をしたのでご紹介したいと思います。

 

その前にシャトルの前身は何だっけ?って調べてみたら止まらなくなり、ホンダの5ナンバーサイズのステーションワゴンについて少し掘り下げてみました。
興味が全くわかないであろう年表になってしまいましたので飛ばしていただいて結構です(笑)。

 

元祖は『シビックシャトル』になるのかなーと思います。発売は1983年でした。まだミニバンの認知が無かった時代だったのであまり売れてはいなかったように思います。でも、2代目シビックシャトルは根強い人気があり今でも高値で流通しているようです。

シビックは継続してモデルチェンジしていきましたがシビックシャトルは2代目で終了します。

1996年に発売された『オルティア』。
同じくシビックベースだった為エンジンも2Lで快適ですし人気があったのですが、94年に発売された『オデッセイ』の人気に火が付き、」市場がステーションワゴンからミニバンに移り行き、オルティアも2002年に生産完了となります。

オルティア生産完了となってからは少しブランクをおき2005年に5ナンバーサイズのステーションワゴン後継機『エアウェイブ』が登場します。

『エアーウェイブ』はフィットベースだったので『シビックシャトル』や『オルティア』よりは少し小さなエンジンでしたがキビキビ走るいい車でしたがこれも1代限りで生産完了。同時期に発売された『ストリーム』はステーションワゴンというよりはミニバンに分類されるようです。

2011年に新たなステーションワゴン『フィットシャトル』が発売されます。

震災の影響で発売が遅れるもちょっと長いフィットをよく見かけた記憶があります。こまめな改良を重ね2015年で生産完了となりその座を『シャトル』へと譲ります。

『シャトル』は2015年の発売です。「趣味やレジャーを愉しむユーザーに合った独自の価値を最大限に反映させた車種」として開発された5ナンバーサイズのステーションワゴンとの事です。

それにしてもホンダさんは5ナンバーサイズのステーションワゴンをあきらめずに開発してきたんだなーと改めて感動です。
自分も免許を取って最初に購入した車がステーションワゴンだったのでこのボディー形状が大好きです。

 

さてダラダラと前置きを書いてしまいましたが今回の施工内容をご紹介したいと思います。

実は昨年スピーカー交換をさせていただいたお車です。

今回は車内の静音加工のご依頼を頂きました。

弊社では一番最初にお勧めするのは屋根です。
サンルーフのついていないルーフパネルは大きな一枚板でロードノイズやエンジン音、直接的な雨音などすべての騒音に共鳴してしまいます。

ルーフにはレアルシルトのアブソーブを使用して制振と吸音をします。
ルーフ一面隙間なく貼り詰めます。

続いて大きなパネル、ドアパネルを静音します。
もちろん制振すると効果は増しますがコストと車両重量を加味してまずは遮音のみの施工をします。

こちらはフロントドア。

こちらはリアドア。

車の外から侵入してくるロードノイズは激減します。

ドアパネルにはサーモプロテクトマットを使います。このマットは遮音も遮熱もしてくれる優れものですからエアコンの効き、保温性も上がります。

静音加工によってオーディオの音も良くなります。
特に低域の出方はガラッと変わり量感も増え、キレも良くなります。

こちらのシャトルは1グレードスピーカーを上げたかのような朗々とした低音の出方へと変わりましたよ

皆さんも一度ダマされてみませんか(笑)?